金曜日

高級和紙に任命権者の「内閣」と記載された任命状をつらつらと見る。合格証書はばかでかいが、これはコンパクトなサイズである。いずれも、「差押禁止動産」であろう。
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宝石の真贋について主張を述べてきたが、いい加減疲れてしまった。
さて、チロについて検討したい。チロの仇討ちを目的に元厚生官僚を殺害したとされた人がいた。
催眠法は直接的に「殺せ」と暗示しても後催眠効果として殺害には及ばない。しかし、間接的に「昔、かわいがっていた犬は何かな。」から始まって「そのチロを殺したのは・・なんだ。」「憎いね。憎いね。」などと殺人の動機付けを深い催眠深度で行うことは十分に可能である。
世間もあの事件を忘れてしまった。そして、偽の動機を植え付けられたまま彼は逝くのか。
彼は、ケネディー暗殺犯に似ているのかもしれない。
彼は、法廷でも、両ほほをたたきながら「チロちゃんのためだ」とか言っていたらしい。これもこの動作をすることで、忘却暗示や動機付けの暗示が強くなるようにしかけていたのであろう。
もちろん、犯行のイメージトレーニングなどもかかさなかったのであろう。
完全な操られ人形の姿がそこにある。